2012年2月5日日曜日

振れ取り台(Parktool TS-2.2)の紹介

今回は自転車の整備用品の紹介をしたいと思います。
今回の記事はあまり一般の人向けの記事ではありません。ゴメンナサイ…
この記事はほかに同じ機材を購入した人のヒントになればと思い掲載しています。
現在自転車部には振れ取り台が置いてあります。
振れ取り台とは、自転車のホイールのゆがみを取り除く装置でこれがあればホイールも自分で組み立てることができます。
これは、おもに部の自転車のホイール整備とホイール作成に活躍しています。


今回購入したのはParktool社TS-2.2です。
とても丈夫でまたホイールを整備する際に便利な様々な機能があります。
梱包を解いてみるとこんな感じです。

奥のやけに背が高いのが振れ取り台で、周りにあるのはその付属品です。
エンブレムもあり、作業用品にもかかわらず高級感があります。
また本体の溶接もしっかりとしています。

さて、本体と付属品の欠品がないか確認した後にいよいよ組み立てに入ります。
まずアームを固定しているゴムバンドを外してやります。
これで輸送時の破損を防いでいるのですね。
次にノブのネジ穴にカジリ防止のグリスを塗り本体に組み込んでやります。

ノブがTS-2と比べ若干デザインが変更されていますね。
ここは振れ取り台の先端部分の開き具合を調整するパーツです。
ネジをねじ込むと開き緩めると閉まります。この機能によってMTBからロードまで様々な自転車に対応します。

次にメインアームの調整用ネジを組み込みます。
このノブは振れ取り台のアームの角度を変更するためのノブです。
締めると開き、緩めると閉まります。この機能によってMTBやママチャリの26インチからロード用の700cまで様々な規格に対応できます。
ねじ込むとこんな感じに開いていきます。

次に振れ取り台の固定です。
どんなに剛性のある振れ取り台でもしっかりと固定できていなければ意味がありません。
今回は机との固定にオプションのベースを使わずクランプで固定しました。
こんな感じで机に固定しましたが、強く押してもびくともせずかなりいい感じに固定できました。

次に行うのは、振れ取り台のセンター出しです。
このTS-2.2にはオートセンタリング機能、つまり自動で左右対称にホイールを組む手助けをする機能があり。このおかげでより正確なホイールを組み立てることができます。しかしこの機能は、最初は調整されておらず、自分で調整する必要があります。
この部分を動かし中心を出します。
そのためには基準が必要です。そこでこれを使います。
簡単に言えばあらかじめ中心が出ているこの機材に本体を合わせてあげるわけです。

まず本体横のノブを緩めゲージを乗せたら締めて固定します。
ちなみにこのノブを調整すれば、中心が出たまま横幅の異なるホイールも調整できます。
するとこんな感じで中心を合わせる基準がわかるようになります。
ここから使うのは、ノギス、ゴムハンマー、6角レンチです。
このように左右の距離をノギスで測ってやります。
そして右側、左側どちらにずれているかを確認した後に、固定ネジを緩めてあげます。
このことによってはじめてずらすことができます。
そしてゴムハンマーで間隔が広くなっている方を叩き、測り、叩きを繰り返し左右の間隔を等しくしてやります。
それが終わったら固定ネジを締めてやればここの調整は終わりです。

次にアームの中心を調整します。
これも同じく基準の金属を使ってみてやります。
若干左側に寄っています。したがってこれも調整してあげます。
このアームの部分は、片側のボルトを緩め、もう片方のボルトを同じ分だけ締めてやることで、中心を調整します。
こんな感じで調整します。
そしてついにすべての調整が終わりました。

こんな感じになりました! 自転車部って感じになってきました!


この振れ取り台で2つほどホイールを作りましたが、ストレスが少なく簡単に振れを取ることができました。
現在整備などで活躍中です!

今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました。
次回は自転車の整備や部の自転車紹介など部関係の紹介もしていきたいと思います。

2 件のコメント:

  1. もう、次シーズンの脚力づくりに励んでください。
    振れを取りの器械など、欲しいものがあれば援助しますよ。

    追いコンの様子もブログで紹介してくださいね。

    返信削除
  2. 了解です。
    今のところ負荷60%でCAD100を30分全力のもがきを10分でちょこちょこ練習してます。

    返信削除